マイカーをお持ちの方は、定期的に洗車したり、整備したり、もちろん、車検を通します。
家も同じで、定期的にお手入れすることによって、随分と長持ちします。人生最大の買い物といわれるマイホームです。できることなら、定期的なメンテナンスを行い、家の状態確認と、破損個所を把握することをオススメします。
例えば屋根の例を上げると、最初に対応しておけば屋根の修繕だけで済んだものを、見逃すことによって、雨漏りによる構造の侵食、カビの発生等、様々な場所へ転移していきます。なるべく最初の段階で発見・対処を行うことが必要です。
マジカル・リフォーム・ランドでは、「自分でできるおうちのメンテナンス」と題して、毎月テーマを定めて自分で対処可能なおうちのメンテナンスを定期コラムとして掲載しています。こちらもぜひ参考にして下さい。
玄関や廊下は、お客様の目に一番最初に触れるところですから、圧迫感が無く、開放的な空間にしたいものです。
天井と壁を無地調の同じクロスで仕上げることで、天井と壁の境目を感じにくくすることになり、立体的な開放感ある空間にすることができます。
居間・食堂は家族が心地よく過ごせることを考えますと、無地調、または淡色のクロスを選び、室内の印象を明るくしてみましょう。
明るい感じの部屋は、同時に広い空間を感じることにもなります。
洗面所・トイレなどの水廻りは清潔感が大切です。水はねで汚れやすい場所ですから、汚れ防止クロスがお奨めです。建物の中では、暗い狭い場所のイメージがつきまといますので、思い切って、華やかさあふれる柄物を選んでみてはいかがでしょうか?汚れ防止+抗菌、消臭+抗菌、吸放湿などの機能性を持った内装材や、今ではマイナスイオンを放出する内装材まで。内装で雰囲気はガラッと変わります。
シックハウスという言葉が近年よく聞かれます。
シックハウスとは、化学物質過敏症・アレルギー・アトピーなど様々な体の不調を引き起こす住まいのことで、特に建物の内装材や構造材に含まれる化学物質が原因と言われていますが、まだまだ未解明な部分が多く、実際に症状を引き起こす仕組みや、治療方法については現在も研究が進められています。
1990年代に問題が顕著になり、特に戸建てやマンションの新築時や、全体的なリフォーム時に発生していることが多いことから、構造材や内装材等のいわゆる家の材料に含まれている化学物質が原因との見方が有力となっています。
また最近の家では、冷暖房効率を高めるため、機密性が高くなっており、空気が滞留し循環しないことも一因となっています。国が指定した有害化学物質は、「ホルムアルデヒド」「トルエン」「キシレン」「木材保存剤」「防アリ剤」「可塑剤」です。有害物質はこれら以外にもありますが、最低でもこの6つには特に配慮をした方が良いでしょう。
またカビやハウスダスト・ダニの死骸もシックハウスを引き起こす要因です。<有害物質対策>
構造材、内装材が「F☆☆☆☆」*のものを選定しましょう。リフォームの際に指定し、安心してリフォームを実現しましょう。
表示記号 |
基準値 | |
平均値 | 最大値 | |
F☆☆☆☆ | 0.3mg/L | 0.4mg/L |
F☆☆☆ | 0.5mg/L | 0.7mg/L |
F☆☆ | 1.5mg/L | 2.1mg/L |
F☆ | 5.0mg/L | 7.0mg/L |
<カビ・ダニ対策>
まず換気です。カビ・ダニ共に湿気の多い部屋を好みます。24時間強制換気装置をつけるとともに、天気の良い日は、2箇所以上の窓を開け、風を通しましょう。
またこまめに掃除をして、特に食べ物のカス等を残さないようにしましょう。また干せるものは全て天日干しを定期的に行いましょう。
カビは一度発生してしまうと、十分掃除したと思ってもカビ菌が定着している可能性があります。内装材であれば張替をオススメします。